Live-Leaf

本誌紹介

第2号
〜融解し浮遊するコトバ〜

「Leaf」の販売について

 「Leaf」は基本的に販売するという形にしたいと考えています。
 なぜこんなことを考えたかというと、一つには、柳誌はタダでもらうものという川柳界の常識のようなものに異議を唱えたいという思いがあるからです。私たち四人も句集や柳誌をいただいたことがありますので、販売するというのは心苦しいのですが、誰かが「常識」を破らなければ事態は動きません。たしかに、読んでもらうことが先決でそのために配布するという発想が出てくるのは自然でしょう。しかし、配布するのと販売するのとでは、無意識のうちに書く側の緊張感に差が出てくると思います。緩みや妥協はできる限り排除したい。
 もう一つは、柳誌の運営はどうあるべきかという模索です。一つの柳誌が同人の負担だけで運営されるより、読者の理解と援助で運営されていく方がよりすぐれた形だと思います。これは経営上の問題でもありますが、書く側と読む側との交感の問題でもあります。買ってくれる人はきっと読んでくれる人です。書く側は責任感を覚えるとともに、精神的なパワーをもらうことになります。そしてさらに、双方向性とでも言うべき可能性を探れないかという思いがあります。創刊号の発刊と同時にネット上に掲示板を設置した意図もそこにありますし、四人全員の互評も同じ発想です。柳誌の運営については、以後出てくるであろう新しい柳誌のためにも模索してみる価値はあると思います。
 「Leaf」が五百円に見合うだけの内容があるかと問われると心もとないものがありますが、以上の趣旨をご理解のうえ応援していただければ幸いです。具体的には、年会費千円(2冊分)の講読会員を募集する形になるかと思います。一部の例外を除き、3号からは講読を申し込んでいただいた方に送付する予定でおります。詳細は決定次第、掲示板などでお知らせします。
 なお、創刊号発行の際、多くの方からご寄付をいただきましたが、それについては2号以降の購読料に当てさせていただきたいと考えています。

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